理事長からのメッセージ

「自分の好き」を、「人に認めてもらえる、自分の好き」へ。
専門家に必要な知識と技術を身に付ける教育を行います。

学校法人 後藤学園
理事長 学園長

後藤 人基

武蔵野ファッションカレッジにおいては、学生一人ひとりの個性や才能を大切に育み、導き、将来ファッション業界で活躍できるように社会的に有為な人材を送り出すことを使命と考え、ファッションを取り巻く社会的環境諸条件や、消費者のライフスタイルなどの時代の変化に敏感な学生の育成を目指しています。 そのために「技術の基本・知識」を繰り返し学べ、しかも実社会におけるファッション関連の仕事をシミュレーションできるようなカリキュラムを特色としています。 そうした環境の中で、「自分の好きなもの」を「人に認めてもらえる自分の好きなもの」へと進化させる、専門家としての知識、技術を学習していただけたら幸いです。

創造とは、「何もないところから、在るものを生み出すこと」「生み出された在るものに対し、何かと何かを結び合わせ、輝き合わせること」です。 教育や人材育成においても、そうした創造の瞬間に立ち会うことは、育つ側、育てる側の両者にとって重要な意味を持つと私は考えます。 その時、人は自分自身と向き合い、表現しようと試みる中で、自分を確かめることになるからです。

心の奥底に響くような何かに一旦触れると、その人はきっと何かを創り上げ、自分自身で動き出していくようになるでしょう。 興味がわくことは続ける意志を後押しし、人間同士が互いに共感する力を共有し、高めていくことに繋がります。

学校はそのような直感や着想を「学ぶ人」のために与えることが可能な環境です。 そのためには自らの動機を開発し、掘り下げていけるような探究の精神が必要になってくるでしょう。そして、それは自分だけのためではなく、人のために役立つことを成そうとする時に本当に輝き、生き、喜びになるのだと思います。